S字カーブ
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何をチェックしますか?向きが反対の2つのカーブが直接続く場合に、その間に十分な中間直線があるかをプランチェックが調べます。
なぜ重要ですか?S字カーブでは、連結した2両の客車・貨車の端が反対方向に振れます。カプラーでの横方向のずれが足し合わされ、伸縮式カプラーではさらに大きくなります。その結果、脱線やバッファーロックが起き、押して走るときに初めて起きることもよくあります。厳密には台車中心間距離と両端のオーバーハングの2倍が決め手ですが、車両の長さを使えば安全側の近似になります。
どのくらい危険ですか?――半径しだいです。カプラーでの横方向のずれは、おおよそ車両の長さ² ÷ 半径で大きくなります。半径がきついほど、S字カーブは危険です。一方、ゆったりした反向曲線なら問題ありません。実物の本線でも、そうしたカーブを意図して中間直線なしで敷くことがあります。そのため、プランチェックはきついS字カーブ(問題)をゆったりしたもの(警告、または指摘なし)より厳しく扱います。ポイントでは指摘しても警告までで、ゆったりした反向曲線はそこでは指摘しません。
どこで起きますか?いちばん多いのはポイントです。それも、線路がもともとカーブしている場所(待避線、渡り線)です。ポイントの分岐側がカーブと逆向きに分かれると、線路のカーブ、ポイントのカーブ、戻りのカーブが並んで二重の振れ(「二重S字」)になります。カーブの向きが変わる点がポイントのすぐそばにあるため、見落としやすいところです。
直し方:駅の外の線路では、カーブの間に少なくとも車両1両分の長さの直線を入れます。カーブを広げる方法もあります(半径を大きくするとS字カーブがやわらぎます)。ポイントには、S字をまったく作らない、もっとすっきりした方法があります(下の図)。
- ポイントをカーブ内に置く:分岐側がカーブを同じ向きに続けます(実物どおり)。
- カーブポイントを使う:両方の進路が同じカーブの中にあります(形状としていちばんなめらか)。
- ポイントを反転する(左右を入れ替える):二重S字が、少なくとも単純なS字になります。
S字が残る場合は、きつい反向曲線を広げると効果があります。ポイントの半径は問題にならないことが多く(たとえばPiko Aのポイントは約916mmで、ゆったりしています)、きついのはその先につないだ反向曲線だけです。これをゆったりした半径に変えれば、S字はすぐにやわらぎます。S字は消えませんが、問題はなくなります。上の一覧にこの方法がないのはそのためです。一覧には、S字がまったく残らない3つの方法だけを挙げています。
対称形のポイントでは、形状に応じた方法が使えません。ダブルスリップとY字ポイント(対称形のポイント)には左右の区別がありません。反転した対になるものも、カーブした形のものもありません。そこで使えるのは、反向曲線を広げるか、中間直線を入れるかの2つだけです。そのため、Trackplannerはこれらのパーツで専用の注意を表示し、この2種類の修正案だけを出します。
数値と初期設定:中間直線は手持ちの列車でいちばん長い車両の長さ以上(列車を登録していない場合は240mm。HO、換算)。駅の外の線路では、計算したカプラーでの横方向のずれで判断し、11mm以上で警告、15mm以上で問題とします(HO、換算)。ポイントでは、いちばんきつい半径が600mm(HO、換算)以上ならゆったりしているとみなし、指摘しません。それよりきつい場合、指摘は通過する本線では警告、留置線では注意にとどまり、問題にはなりません。